SFマガジン 1972年9月号

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目次

とにかく、最近は、神経にさわる事件が多すぎる。純粋な社会問題、国際 ドに酔い痴れていた。公害といえば誰も反対しえない正義の御旗であり理屈 問題でもさることながら、科学・技術的なからみのある問題でも、どうもすは一切抜きだという調子だった。もしそんな大幅な自動車規制を法的根拠も こしピントがはずれすぎているような気にさせられる事件があいつぐ。 なく警視庁がやれるということになれば、どんな大変なことになるかーーーっ たとえば、このところ東京で連日起っている光化学スモッグ対策についてまりどんな他の〈規制〉がわれわれの上にふりかかってくるかなどという迂 の議論などもその一つである。光化学スモッグ自体が、その大まかな発生原遠なことは、考えもしないのだ。 因は掴めたものの、どのくらいの量のオキシダントがどの地区に発生してそ ヒステリックとしかいいようがない。性急としか考えようのないこうした れがどう移動したからある特定の地区に被害が出るのかーー・・という具体的な現象が、しかしいまや、つぎつぎに起こっているようだ。 線までは、まだ定量的に確かめられていない。しかし、そのオキシダントの 航空安全の問題もそうである。じっさい今年は、またもや、航空輸送にと 発生源が、自動車であることだけは、ほ・ほ確実で、自動車の都内での走行を っての魔の年になった感がある。五月に入ってわずか五日間に、インドとべ ある程度以下に規制すれば、オキシダント濃度が減り、したがって光化学ス トナムとイギリスで三機のジェット旅客機が墜落し二八五人が死亡するとい モッグによる被害を抑制することもできる。 ういたましい事故が続発した。 ここまでは、議論の余地はないのだが、問題はその先にある。どうした 世界はーーーとくに、去年七月どうにも救いようのない二つの飛行機事故を ら、自動車の走行規制ができるかということである。少なくとも、現行法規起こしたばかりの日本でのショックは大きかった。人々は再び飛行機の危険 のもとでは、そうかんたんに規制することはできない、ということである。 を声高にいいたてた。折から飛行にやってきていたコンコルドを 交通上あるいは治安上の理由からある程度の規制をできるのは警視庁だけめぐる是非の議論など、たちまち、問題外として一蹴されてしまった。 人々は飛行機へのーーーそしてそのス。ヒード だが、光化学スモッグは、その〈理由〉の中にまだ組み入れられていない。 が象徴する現代文明への不信感 もちろん、そのための法律的な根拠がないからである。そのため、事実殆ん に、いまはげしく駆りたてられている。飛行機が悪いだけではない。効率の ど何らの手も打たれることなく、今日に及んでいるし、今後もーーアメリカ良さだけを評価する科学文明そのものが悪いのだ、したがって、科学・技術 で通った九〇パーセント無公害車を義務づけるマスキー法類似の立法措置もへの歯止めが、今こそ必要なのだーー、・その人々はこう叫んでいる。 いまのところ望みうすだからーー・当分積極的な手は打たれそうにない。 実際、飛行機事故が、他の事故と比較して悲惨であることは確かだ。ここ そこで、議論がフットウした。子供が被害者となった母親たちを中心とす数年間に発生した墜落事故の大半は、乗客・乗員全員の死亡をもたらし、助 る市民たちは何が何でも自動車規制をするべきだとし、できないのはする気かったケースは奇蹟に近かった。 にもかかわらず、航空旅客は減っていない。事実、打ちつづく事故直後 がないからだと警視庁と都庁を攻撃した。一部のマスコミが、被害者の中に も、航空券のキャンセルは殆んどなかった。空港で取材に当っていたテレビ は、心理的な原因で倒れた者もいるはずだという当局側の発表を報道する と、狂気のように怒り狂った。彼らは自動車規制の問題以前のやたら無計画記者のある者などは「いったい彼らがそれほど急ぐ用を持っていたのか」 な自動車生産やそういうメーカーと結託した政界や、さらにそうした自動車と、いらだたしげな表情でカメラを睨んでいた。その表情には、人々が、こ 文明ムードを支えた自分自身のオ。フチミズムは忘れ果てて、正義の味方ムー の航空事故の象徴する現代文明の重大な欠陥に気づかず、この現状を何とか 連載Ⅱサイエンス・ジャーナル 以上の幻想 加藤喬 4

ファンタジイ & サ、イエンス・フィクション言志特約 S 村マガジン 9 月号て第 13 巻 9 号 ) 2 和 47 年 9 月 1 日印刷発行発行所東京名 千代田区神田多町 2 の 2 ー郵 1 0 1 早川書房 丁 EL. 東京 ( 254 ) 1551 ~ 発行人早川清 編集人 - 、森優印刷所東洋印刷株式会社 目次・扉中島立靑佩 イラスト 金森達武部本一郎 中島靖佩角田純男 畑農照雄 空想不死術入門 (DLL スキャナー 連我【劇画ノヴェル、、、 新・幻魔大戦第三章カ血②、 連載コラム ( 、 , コ《こックスの世界 0 第幻回 0 トマンと少年の夢 連載科学読物・最終回 第十四章不死の幻理 さようなら世界夫人よ 日本と私 でてくたあ 、トータル・スコープ 、 , 、サイエンス・シャーナル . 未来論以上の幻想 世界みすてり、とびつ 、世界情報 : 人気力ウンター ファンタジイ & U) LL 誌特約 とわ 明日より、水一に〈前篇・枚〉 キイ以・ローマー 公園で、死神を待っと称する無法者たちは彼に突然襲いかかったーー娯楽大作登場 ハードボイルドタッチの娯楽長篇ニ回分載 / 85 146 43 137212 加大福ス 藤伴島 昌三リ 喬司 , - 実ル 168 126165 4- 109 20 石森章太郎 平 ! 井和正 渡辺 ~ 智 又千秋 ! - 201

19 7 2 年 9 月号目次 み / 0 〃 0 g 引 0 ′ $ 4 ′ど「 ep ロ・れイろ ~ に戸な 50 れ 0 / 0 ルれどら / 0 ′ろ耘ろ 4 ( れ 0 ル dgem ど″ ~ なろど尾 & 娵加 4 ! THE D. イ YBEFO E お 0 E 「 E り R ん“加び , ( 。 2 な版◎り M ど「“ヮ GETA HORSE り乙ヮ Niven, ( 。ア厩 0 のり M ど「“ヮ・ 〈本格特集Ⅱの新しい波 クレイターを越える旅 ~ 。絶叫 ( スクリーム ) 、 猿とプルーとサ」ル 一一を画ー長期連載 ー精選短篇 月面のキス 馬を生捕れ 時代 I.L に新機軸を開く巨篇再登場 / 半村良 〈九五枚〉好評産霊山秘録第五話 江尸地底城 七年ぶりに流刑地から舞い戻った男が、真実を求め幕府権力中枢に挑むー真説鼠小僧 特別解説 ー・ファンタジー & 誌特約作品 当全版権取 ・ C5 ・ノ一フード ジャイルズ「・コードン キイス・ロバノ ハル・クレメ冫ト ラリイ・ニー 山野・浩一 第 3 29 1 8